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物流社員はつらいよ

【物流社員が語る】貿易事務の残業時間はなぜ多いのか

おつかれさまです、「物流社員はつらいよ」管理人のものながれロジ男(@butsuryuman)です。

物流会社で働く現役社員が 物流社員の視点で見た物流業界の不条理と、物流社員が今後どう生きていくべきかを発信しています。

そこで今回は、貿易事務の残業時間がなぜ多いのか、5つの理由に分けて解説します。




朝から全力で仕事してるのに、全然残業が減らない。
どうすれば残業のループから解放されるのかわからない。

残業が多い日が続くと、疲労と眠気で次第に覇気がなくなって、何のために働いているのかわからなくなりますよね。
昔の私もそうでした。

「今だけ」と言い聞かせて根性論で乗り切ろうとする人もいますが、私はおすすめしません。

なぜなら、残業で溜まったストレスを放置すると鬱病や過労死につながる恐れがあるからです。

令和元年度に厚生労働省がまとめた過労死等の労働補償状況によれば、荷重な労働が原因で労災に至った件数は年々増加傾向にあります。(前年度比299件の増)

一度カラダやココロを壊してしまうと、元に戻るのに時間がかかります。

「つらい」と思うのはココロが発する最終警告、絶対に無理は禁物ですので、この機会に残業に対する意識をいま一度見直してみましょう。

貿易事務の残業が多い5つの理由

これまでの実務経験から、貿易事務の残業が多い理由は

1.人手が不足している
2.業務配分が不平等
3.名もなき業務が多すぎる
4.定時で帰りにくい悪しき風潮
5.薄利多売の業界

が挙げられます。

「皆も残業やってるから」では、いつまでも定時で帰れません。

残業が多い原因を本質的に考えて、やるべきことを可視化していく必要があります。

1.人手が不足している

貿易事務の残業が多い一つ目の理由は、人手が足りないからです。

その背景の一つに、企業が新しく人を雇いたがらない都合があります。

「最小限の人数で、最大限の仕事をこなす」
働き方改悪を完全度外視するならば、利益を出すにはこれが一番です。

「マンパワーが足りないのに、なんで?いつになったら増員してるの?」と実務担当が不満を募らせる一方、常に人件費削減のことしか考えていない人事に現場の温度など伝わりません。

労働契約法第16条に基づき、たとえパートタイマーであっても、一度雇ってしまうと会社は簡単に辞めさせることができないので、社員に残業をさせてでも現状の必要最低人数をキープさせようとします。

「客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない解雇は無効(労働契約法第16条)」

当たり前ですが、そのしわ寄せを受けるのが残された正社員たち。

無論、時間外労働でカバーするしかありません。

2.業務配分が不平等

貿易事務の残業が多い2つ目の理由は、担当者によって業務量に偏りがあるからです。

しかも、仕事が早い人ほど残業が多い傾向にあります。

⇩仕事はやい
⇩定時内で終わる
⇩仕事増やされる
⇩頑張って定時で終わる
⇩仕事増やされる
⇩ギブアップ

となるパターンがほとんどです。

せっかく定時で終わらせようと努力しているのに、可処分時間が生まれた瞬間に新しい仕事を任される。

お昼休憩も犠牲にして定時内で終わらせようと頑張ってきたのに…果てしない‥

ぷつん。と緊張の糸が切れたように、一気にモチベーションが下がり、結果的に残業が膨れ上がります。

仕事がおそい人は涼しい顔して定時退社、仕事がはやい人は空腹とトイレを我慢しながらひたすら残業。

つくづく不条理な業界だなと思います。

3.名もなき業務が多すぎる

貿易事務の残業が多い3つ目の理由は、名もなき業務が多すぎるからです。

名もなき業務とは、メインの業務以外に存在し、細かくて見えにくい業務のこと。

業務手順書には記載がないが、業務を遂行するために絶対的に必要とされる業務のこと。一つ一つの業務は小さいですが、集中すると大きな負担です。

たとえば、せっかくインボイスやパッキングリストを顧客からもらっても、必要な情報(建値やマーク欄、評価加算の有無の確認など)が揃っていないと通関申告、納品手配がすべてストップしてしまいます。

物流業界で働く貿易事務が持つストレス「名もなき業務」がつらいみなさんこんにちは、「物流社員はつらいよ」管理人のものながれ(@butsuryuman)です。 「物流社員はつらいよ」では、物流業界で...

必要な情報や書類が一つでも抜けていると全てがストップするのが貿易事務の世界、一つだけなら影響は少ないですが、調べものが増えるほど業務が逼迫、残業が膨れ上がるのは言うまでもありません。

4.定時で帰りづらい職場の雰囲気

貿易事務の残業が多い4つ目の理由は、定時で帰りづらい職場の雰囲気です。

定時で業務が終わっているのに、周りの社員に合わせて「エアー残業」をしている社員は、要注意。

いますぐその「残業癖」をなくして、意識改革をしていきましょう。

労働時間内で労働を全うしたのだから、上司が文句と言う権利もありません。

思い切って一回「お先に失礼します」と胸を張って退勤しましょう。
3日繰り返すと、今までは何だったのかと思うくらいに何も気にしなくなります。

「みんながそうだから」とダラダラ残っていては、いつまで経っても定時で上がれません。

5.薄利多売が根強い業種

貿易事務の残業が多い5つ目の理由は、薄利多売の業種だからです。

商流を見ると、エンドユーザー(消費者)→小売→卸売→輸入者、メーカー、ここでやっと貿易事務が出てきます。

下請けの末端に位置する貿易事務は単価が安いため、そんなに利益が見込めないのも事実。

現在のスマホキャリアと同様、他者との差別化が難しいので、見積もり合戦になることもあります。

利益を追求すればするほど、一人あたりの業務量は多くなります、薄利多売ですね。

これに関して残業を減らすには、利益率が低い顧客の値上げ交渉や取引停止なども視野に考えていくべきだと思います。

では次に、どうやって残業を改善していくべきかを解説します。

残業が多い貿易事務におすすめの解決策

残業が多い貿易事務におすすめしたいのが、SOSを出すことです。

自分が行動を起こさない限り、何も状況は変わりません。

残業が多い理由が分析できたら、

業務負担を減らせないか上司に相談

してみましょう。

何も聞き入れてくれなかったり、問題解決に協力的でない場合は、別の道を考えるべきです。

キャリアアドバイザーに無料相談

キャリアインストラクターに相談することで、自分の仕事を俯瞰することができるので、客観的にキャリアの選択ができるようになります。

1.残業を減らせないか上司に相談

まずは直属の上司に残業がつらい現状を伝えましょう。

残業に耐え忍んでいるいるばかりでは、誰も助けてくれないからです。

「仕事ができないやつとレッテルを貼られるのは嫌だ」と言う人がいますが、残業で自分が潰れてしまったら本末転倒です。

残業が多い社員に限って、真面目で責任感が強いことが多いです。

相談した上司から「それは甘えだ」「残業してでもやれ」と否定されるかもしれません。

それでも、自分から行動しなければ何も起きません。

「自分の仕事は自分で完結させる」という気持ちはわからなくもないですが、他人に頼むのもスキルの一つです。

毅然とした態度で上司に相談してみましょう。

2.キャリアアドバイザーに無料相談

上司に相談しても残業が減らないなら、思い切って転職することをおすすめします。

なぜなら、仕事は変えられないけど自分は変われるからです。

私も転職した経験がありますが、あの時思い切って転職して良かったと今になって思います。

ちなみに、転職の決断は早ければ早いほど有利です。

転職のベストタイミングは20代前半から30歳ごろまでとされており、35歳を過ぎると一気に転職求人数が減るため、逃げ道がなくなる前に後悔しないキャリアプランを組み立てておくことが重要です。

とはいえ、いきなりキャリアプランを作れと言われても何から始めたらいいのかわからないですよね。

そんな時におすすめしたいのが、転職エージェントです。

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ものながれロジ男
ものながれロジ男です。現在の物流現場に限界を感じ、良き社員でいることに見切りをつけた物流社員。当サイトの管理人/貿易事務歴10年/現在輸入海貨業務担当
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