【物流社員が解説】倉庫事務員の仕事内容

みなさんこんにちは、「物流社員はつらいよ」管理人のものながれ（@butsuryuman）です。

「物流社員はつらいよ」では、物流現場で働く社員のリアルな情報を発信しています。

今回は、物流倉庫で働く事務員の仕事にはどんな仕事があるのかを紹介します。

本記事を読めば、物流倉庫で働く倉庫事務のリアルな仕事内容を知ることができるだけでなく、自分が物流倉庫で働くイメージができるようになったり、就職・転職の参考にすることができます。

物流倉庫業ってどんな仕事？

Wikipediaにはこう書かれています。

倉庫業（そうこぎょう）とは、寄託を受けて顧客の物品を倉庫などで保管する受託事業で、運送業と並んで物流の中核となる業種。倉庫営業（そうこえいぎょう）とも呼ばれる。 　　　Wikipedia 引用

物流倉庫業とは、お客様(荷主)の商品(貨物)を入庫させて、オーダー(発注)の量に応じて正確に出庫させる仕事です。

倉庫事務員

貨物の在庫確認と入出庫手配は私にお任せください！

先入れ先出しであれば搬入した順番に出庫手配していけば楽チンなのですが、お客様によっては複雑な製造番号(ロット)から出庫依頼をかける場合があるので管理が複雑になることがあります。

物流倉庫事務はやりがいがある？

ポジティブに言えばやりがいがある仕事です。

一見地味で単純な作業に見えますが、トラックを付ける搬入口や倉庫にある在庫状況によって貨物の配置を考えたりする作業といった、いわゆる「名もなき業務」がたくさんあります。

物流倉庫現場では、いかに効率よく入庫させて出庫させることができるかを常に考えています。
物流業界ではその役職を「貨物管理責任者」と呼んでいます。

物流倉庫事務員の1日

私が物流倉庫で働いていた頃の1日を思い出してみました。

物流倉庫の種類

同じ倉庫事務職でも、上記二つによって仕事内容が大きく違います。

一般倉庫と保税倉庫

一般倉庫は国内流通品(内国貨物)のみを扱う倉庫で、保税倉庫は外国から輸入されてくる貨物を入れることができる倉庫です。

内国貨物と外国貨物を扱う倉庫で圧倒的な違いは、税関の監視があるかないかです。

税関が抜き打ちで在庫状況を調べることがあります。

そういった点では、保税倉庫は貨物在庫管理に神経を使っていかなければならない。

税関は外国から輸入されてくる外国貨物が問題のないものかどうかをチェックして税金(関税)を輸入者に納付させなければなりません。

外国貨物は日本の貨物ではないので、輸入許可になるまでは24時間税関の監視下におかれます。

物流倉庫事務はどんな人が向いてるの？

地味な仕事でも耐えられる方

飽き性ではなく継続する力がある人

高給を狙わない方

基本的に、仕事は地味で1日の７割くらいがパソコン作業です。
とはいえ搬入トラックやコンテナが来た時は現場立会いも業務内容に含まれるので臨機応変に仕事しないといけません。
毎日同じルーティンをこなすことに加えて現場トラブルにも耐えられる器量があるといいでしょう。

物流倉庫員の気になる現在の給料は○○円⁉︎

筆者は地方物流企業に入社して６年目になりましたが、給料は手取り２０万あるかないかです。
全国的に企業では実力社会主義と言われていることがありましたが、まだまだ年功序列制度が根強く残っているのが物流企業あるあるです。

働いて良かったところ

働いて後悔したところ

物流倉庫を一言で言うと

倉庫事務を一言で言うと、貨物保管の責任者です。

書類と現物で不一致があったら原因がわかるまで調べ通します。
銀行はお金を1円の差異も許さないように、倉庫事務も1カートンの増減まで管理します。

やることが多い倉庫事務ですが、続けていれば自分自身のレベルアップにつながる仕事です。

物流倉庫や倉庫事務の正社員を考えている方は、ロジスティクス転職.comがおすすめです。

転職サイトは数多くありますが、このロジスティクス転職.comは物流業界にフォーカスした転職サイトなので未経験の方でも効率よく転職先を見つけることができます。

皆さんの就活の参考になれば幸いです。

以上、物流倉庫の仕事内容について解説しました。

何か質問・知りたいことがあれば遠慮なくご連絡ください。
Twitter(@butsuryuman)から受け付けております。

今後もこのつらい業界を生き抜いていきましょう。

ものながれ（@butsuryuman）でした。