おつかれさまです、「物流社員はつらいよ」管理人のものながれロジ男（@butsuryuman）です。
物流事務の視点で見た物流業界の不条理と、物流事務が今後どう生きていくべきかを発信しています。
「貿易事務がつらい、逃げ出したい。」そんな悩みを抱えていませんか？
転職したい気持ちはあっても、日々の業務が忙しすぎて考える余裕がない。
仮に貿易事務を辞めても次に何をすればいいのか分からない…。
今回は、そんな悩みを抱えるあなたに向けて、貿易事務がつらいと感じる5つの理由を解説し、今後の選択肢について考えていきます。
貿易事務がつらい５つの理由
貿易事務が辛いと感じる理由は、大きく以下の5つに分類できます。
1. 残業が多い
貿易事務では、長時間の残業が日常茶飯事です。
名もなき業務や細かな調整作業に時間を取られ、定時で帰るのは夢のまた夢。以下のような業務が毎日繰り返されます。
- 貿易書類の作成
- 配送・通関手配
- 請求書の作成
これらの作業に加え、確認漏れやミスが許されない業界特有のプレッシャーが重くのしかかります。休暇を取る際も引き継ぎの手間や同僚の反応に悩まされ、ついつい「休まない方が楽」と感じてしまうことも。
2. 給料が低い
貿易事務の給料は、業務内容に見合っていないと感じることが多いです。
特に、以下の点が大きな問題です。
- 残業代が支給されない
- 副業が禁止されている場合が多い
最近の「働き方改革」により、残業時間が制限されているものの、それが逆に生活残業を頼りにしていた社員にとっては痛手です。副業を考えても、貿易業界では多くの企業が禁止しており、経済的なゆとりが持ちづらい現状です。
3.割に合わない業務内容
貿易事務の業務は、量が多く、プレッシャーも大きいです。
特に、ミスが許されない環境では、マニュアルに従った細かな業務の積み重ねが求められます。コンプライアンスに厳格な企業が増えており、新しいアイデアや改善策を提案する余地も限られているのが現状です。
4. 人間関係のストレス
貿易事務では、上司や同僚との関係がストレスになることがあります。
特に、モンスター上司やパワハラ問題は深刻です。就職氷河期世代の上司が多いこともあり、昇進に必死な彼らのプレッシャーを感じる場面が少なくありません。部下に完璧を求める風潮や、過去のミスを蒸し返す文化が残る職場も多いです。
5. 古い設備・職場環境
貿易事務の多くの現場では、業務効率化が進んでいません。
例えば、ペーパーレス化が進んでいない、メールよりもファックスを重視するなど、時代遅れの慣習が根強く残っています。これが業務の負担を増やし、若い世代には特に不満の原因となっています。
自己分析をして今後のキャリアを考えよう
貿易事務が辛いと感じたら、まずは自分が何に最もストレスを感じているのかを見極めることが重要です。
自己分析をすることで、今の職場にとどまるべきか、転職を考えるべきか、より良い判断ができるようになります。
「辛いならすぐに転職すればいい」という意見もありますが、自己分析をしっかり行わないと、再び同じ問題に悩まされるリスクがあります。
そのため、まずは自分が何を求めているのか、どういう環境で働きたいのかを見つけることが大切です。
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